システム開発にはいくつかの開発手法があり、大きく分けて「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」の2つに分けられます。中でもアジャイル開発は、開発のスピードや対応の柔軟性からさまざまなシステム開発に導入されています。このアジャイル開発の一種である「スクラム開発」は、チームごとに役割を分散して、コミュニケーションを取りながら開発を進められるのが特徴です。そして、スクラム開発における優れたチームビルディングは常に課題となっています。今回は、スクラム開発（アジャイル開発）における優れたチームの特徴についてご紹介します。

優れたスクラム開発のチームは、まずプロジェクトメンバーそれぞれの役割が明確になっています。そのため、行うべき作業を誰も行っていなかったり、作業の重複などのミスがなくなり、スムーズに仕事が進んでいきます。

そして、チームメンバーそれぞれの考えを可視化することで、認識齟齬を防ぐ取り組みを行っているのも優れたチームの特徴です。全体の流れを、まずはフローやイラストを使うことで可視化してメンバー全体の理解を促し、共通認識を持たせるようにもしています。こうした特徴は、常に改善点を見つけては振り返っていく、アジャイル開発の特性に応じた繰り返しによってよりブラッシュアップされてきます。

このように、優れたチームの特徴には、共通して円滑なコミュニケーションをメンバー同士が取っていることがわかります。認識齟齬の防止や役割を明確化は、メンバーそれぞれが円滑なコミュニケーションを心がけることで実現しています。